東京国際大学吹奏楽団第23回定期演奏会

最後に相応しい凄まじい気迫のタクトでした。

マーラーの復活では髪を振り乱して渾身の指揮を振るう彼の赤い目には涙が溢れていました。僕は喉の奥が塩辛くなってしまって涙を堪えるのに精一杯でした。

飲み会で先生が「あのベートーヴェン(上手くいかなかったの意)のあとで、良くあのマーラーが出来たものだ」と感心していました。

いやぁ、あんな演奏会に乗れるなんて僕は幸せ者です。この人についてきて良かった。

東京国際大学ではその任を解かれますが、アミューズ・ウィンド・オーケストラでは(たぶん)死ぬまで寺島康朗の指揮が続きます。この日の演奏会に負けない演奏活動を続けていきたいです。

最後にマーラーによる5楽章の解題を載せておきます。

荒野に次のような声が響いてくる。あらゆる人生の終末はきた。……最後の審判の日が近づいている。大地は震え、墓は開き、死者が立ち上がり、行進は永久に進んでゆく。この地上の権力者もつまらぬ者も-王も乞食も-進んでゆく。偉大なる声が響いてくる。啓示のトランペットが叫ぶ。そして恐ろしい静寂のまっただ中で、地上の生活の最後のおののく姿を示すかのように、夜鶯を遠くの方で聴く。柔らかに、聖者たちと天上の者たちの合唱が次のように歌う。「復活せよ。復活せよ。汝許されるであろう。」そして、神の栄光が現れる。不思議な柔和な光がわれわれの心の奥底に透徹してくる。……すべてが黙し、幸福である。そして、見よ。そこにはなんの裁判もなく、罪ある人も正しい人も、権力も卑屈もなく、罰も報いもない。……愛の万能の感情がわれわれを至福なものへと浄化する。

■東京国際大学吹奏楽団 第23回定期演奏会

1st Stage
 J. ブラームス/大学祝典序曲 作品80
 J. ブラームス/コラール前奏曲 作品122
 R. ワグナー/WWV.73~ウェーバー「オイリアンテ」の動機による~
 R. ワグナー/楽劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列

2nd Stage
 L.v. ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」

Encall
 J. ブラームス/ドイツ・レクイエム 作品45
 C. タイケ/「旧友」
 G. マーラー/交響曲 第2番 ハ短調 第5楽章 「復活」

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